宮川漁法ミュージアム

活動趣旨

宮川流域における伝統漁法の調査記録
及び継承のための環境教育

昔の川には、50年以上にわたり同じ川を見守り続けてきた人々が数多く存在し、河川環境を守ってきました。川から魚を捕り、生活の糧を得ていた暮らしの中で、大切な漁場をつぶさに見てきたからです。彼らが継承してきた漁法こそ、伝統漁法と呼ばれる、魚の生態や行動、河川の水流や地形等を知り尽くした先人の知恵の結晶です。

伝統漁法は、地域特有の生物多様性や河川環境に伴い発達したため、漁法の習得は複雑で、長期間修練する必要がありました。よって、継承する人物は、同一河川にとどまり、長期間にわたり見守り続けるという役割を担ってきたのです。

ところが高度成長期の頃から、伝統漁法を継承する人が少なくなりました。代わって、河川では大型工事等の大きな改変や生態系を乱す密漁、不法投棄等が増加しています。現代社会が川から遠くなり、人々の生活や心が川から離れてしまったことが、川の荒廃を招く一つの要因ではないでしょうか。

本事業では、伝統漁に内在する、自然を見つめる目や知恵を評価し、消滅しつつある宮川流域の伝統漁法の技術と継承に関する調査と漁の記録を行います。さらに、河川文化継承教室を実施し、川での体験や伝統漁を実践する機会の増大につなげます。

伝統漁が再評価されることを通して、川を大切に思い、川を守る人々が増え、地域に伝えられてきた大切な生物多様性や環境が持続的に保全されていくことを目指します。

継承・調査記録・普及広報

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