活動紹介

伝統漁法の継承

自然学校は河川文化を守るために、聞き取り調査や伝統漁具の収集、伝統漁法の継承も行っています。

そして町内の子どもたち(小中学生)を対象に、「大台町子どもしゃくり大会」を2015年から実施しております。
台風で実施できない年もありましたが、今年はその第6回目を行う予定です。
しゃくりとは宮川上流に残る伝統漁法で、しゃくり竿と呼ばれる特別な竿を使い、川に潜り、アユやアマゴを引っかけて捕る漁法です。
このしゃくり大会では、優勝者にしゃくり竿を贈呈しています。
しゃくり大会や学校での出前授業を機に、今では1日に何匹もアユを捕って帰ってくるという頼もしい次世代もいてくれます。

伝統漁法や伝統漁具には、昔の風景を想像させてくれるものが多いです。
「こんな道具で、こんな捕り方で魚が捕れるなんて!」と驚かされます。
そして地域の方からお話を聞き、「そんなに捕れたんですか!?そんなにも今と自然環境の豊かさが違うんですか!?」と2度驚かされます。
人の技術とそれを形作る豊かな自然環境に感心させられます。
そして地域の方々の自然を見る目に感服させられます。

これらの事業で、伝統漁法が行える環境の存続や技術の継承、自然への興味関心がこの地域にずっと根付き続けてほしいと願っています。
みんなが興味関心を持つことで、より良いモノが今から続く未来に残っていくと思っています。

 

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