活動紹介

10/23 【森林と水のサイクリングツアーin大杉谷】を開催しました🚴

10月23日(土)、三重県森林とふれあう自然公園環境整備委託事業として【森林と水のサイクリングツアーin大杉谷】を開催いたしました。

大杉谷登山センターを出発し、新大杉谷橋を渡り、大杉谷登山口までの往復コース(約20km)をサイクリングしながら、大杉谷の森林とふれあうプログラムでした。そして、今回のプログラムは「みえ森と緑の県民税」を活用して、実施いたしました。「みえ森と緑の県民税」は、三重県が平成26年度から導入して、「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」に取り組んでいます。三重県民の皆さんが納めている税金が森林の整備や、今回のような森林について学び、森林とふれあう機会づくり等に役立てています!

「みえ森と緑の県民税」について

大杉谷は奥伊勢宮川峡県立自然公園に含まれて、三重県内でも有数の自然豊かな場所にあります。今回のサイクリングツアーは奥伊勢宮川峡県立自然公園以外に、吉野熊野国立公園にも行きます。プログラム当日の森と川に囲まれる道をサイクリングしながら、初秋の大杉谷を楽しむ様子をお伝えします〜。

今回のプログラムでは、大杉谷を知り尽くした地元住民である巽先生(大杉谷では仙人と呼ばれています)にガイドとして来ていただきました。どんなお話を聞けるか楽しみです!朝のオリエンテーションでスケジュールと注意事項を説明し終えた後、自転車の配車を行いました。

さぁ!出発です!安全で楽しい旅にしましょう♬

一つ目のトンネルを通り抜けた後に休憩時間を取りました。ここまで皆さんは良いペースで走りました。ポイントの「赤橋」まではもうちょっとです!このトンネルを通りぬけると吉野熊野国立公園に入ります。

しばらく宮川沿いを走ると、赤い橋が目の前に現れました。実はこの橋の名前は「新大杉谷橋」ですが、地域の人には「赤橋」と呼ばれています。下を見てみると宮川が見えます。渡るときに少しスリリングを感じました。せっかくですので、橋を渡った後、自転車から降りて橋の上を歩いてみました。橋の上から見る宮川ダム湖が綺麗だと言ってくれる参加者も何人かいました。

ここで、巽先生に自然林と人工林の見分け方や森林と水のつながりについて教えていただきました。森林と水は私たちの日常生活にとっても大切な存在で、重要な役割を担っていると分かりました。

   

休憩を終えて、引き続き緑の「トンネル」を走ります🚴‍♀️30分後、六十尋滝に着きました!尋というのは両手を広げた長さの単位で、約150㎝です。六十尋滝の落差は約90mほどある滝です。近づけると、その迫力とマイナスイオンを感じられます!

 

六十尋滝を散策した後、再出発しました。約30分後、ランチポイントの宮川源流の川原に着きました。清流の宮川を眺めながら、地元のせせらぎ会さんが作ってくれた竹皮おにぎり弁当を頂きました。

 

ゆっくりと昼休憩をした後、巽先生が大杉谷登山口を案内してくれました。この登山口は一枚の大きな岩を人が通れるように削って、鎖を伝って歩くルートになっています。歩くときにこわいですが、少し前に進むと、宮川のエメラルドグリーンが見えます。

 

登山口から降りて、大杉谷登山センターを目指して帰ります。午後のコースが大変だそうです...頑張りましょう!帰り道に、鯏谷橋や山の秘密基地である「大杉谷山荘」に立ち寄り、巽先生が2004年の台風災害や自然の変化について話してくれました。自然はただ緑がたくさんあるわけではなく、多様な生き物と植物が共生するような環境が豊かな自然であると思いました。「自然のあり方」について考えさせられた時間でした。

  

登山口を出発して約1時間後、皆さんで無事に大杉谷登山センターまでゴールすることができました。「疲れたが楽しかった」、「気持ちよく走れた」という感想もいただいて、嬉しいです。途中で少しアップダウンのところもありましたが、皆さんが最後まで頑張ってくれて本当にお疲れ様でした。今回のサイクリングツアーが、大杉谷の魅力を知り、自然への関心を持ち、考えるきっかけになるといいなあと思っております。

たくさんのご参加、ありがとうございました。また機会があれば、ぜひ大杉谷に遊びに来て下さい。大杉谷自然学校では、年間を通して様々な自然体験プログラムを開催しています。

⬇️⬇️プログラムの詳細、お申込みはこちらをご覧ください。⬇️⬇️

一般体験プログラム

 

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