8月18日(木)、田舎暮らし守り隊シリーズ第1弾、「柿渋仕込み助っ人」を開催しました。今回は、助っ人の9名と自然学校スタッフが一緒に渋柿を収穫し、仕込み作業を行いました。
柿渋というのは渋柿を青いうちに収穫し、発酵させた液体です。柿渋は防水、防虫、防腐、消臭効果などがあると言われるタンニンを豊富に含んでいます。古くから魚捕りの網や釣り糸の防腐、外壁の塗装、うちわや傘の防水にも用いられてきました。
朝から雨が降っていたため、まずは自然学校内で事前に仕込んだ渋柿を絞る作業を体験しました。絞るのになかなかの握力が必要ですね〜💪
その後雨が止み、地域の方の家にお邪魔して、庭にある渋柿を収穫させていただきました。皆さんのおかげで予想よりもたくさんの渋柿を収穫できて嬉しいです〜。
昔から柿渋作りの際には水道水を使用せず、汲み置きの水が使われてきたそうです。そのために、皆さんで近くにある水汲み場で渋柿の仕込みで使う湧き水も汲みました。
午後からは、採れた渋柿を仕込む作業をします。まずは渋柿のへたを取り、ビニール袋(二重)に入れます。
次は袋に入れた渋柿を木槌で砕きます。
砕いた渋柿と湧き水をバケツに入れ、蓋をして発酵させます。泡が出てきたら、布で絞って別の容器に移し替えます。それから1~2年間をかけて発酵させます。今回仕込んだ柿渋を大杉谷移住体験住宅の外壁に塗ります。どんなものができるか楽しみです♪
今回の田舎暮らし守り隊を通して、少しでも日本古来の天然塗料、柿渋の魅力をお伝え出来ればと思います。田舎暮らし守り隊シリーズでは「民家の壁に柿渋を塗る助っ人」を募集しております。柿渋にご興味のある方は、ぜひご参加ください!
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ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。