2月1日(土)から伊勢から熊野190㎞巡礼をスタートしました。
1日目は伊勢神宮内宮前五十鈴川沿いで江戸時代の古地図を見て熊野古道伊勢路を勉強してから出発です。熊野古道伊勢路とは江戸時代に盛んだったお伊勢参りの帰り道に西国三十三所巡礼の出発地点である西国一番札所那智山青岸渡寺を目指した道なのです。
第一番札所那智山青岸渡寺から第三十三番札所谷汲山華厳時まではなんと1000㎞。伊勢路を合わせると約1200㎞の回り道だったんですね。
【本日のルート】田丸を目指す13㎞のアスファルト道。
伊勢のおはらい町を抜けると古市街道です。
昨年宿泊して伊勢音頭などを楽しんだ麻吉旅館など風情も残っています。
ただ江戸の風情は多くありません。そこで活躍するのが地元ガイドの皆さんです。
【本日のガイド】金子先生
伊勢で生まれ育った信頼できる熊野古道ガイドです。今のところ伊勢から田丸までを案内できる素晴らしいガイドさんです。
伊勢神宮がもっと身近にあった頃のお話が面白かったです。現在でも歌舞伎の人気演目「伊勢音頭恋の寝刃」の舞台油屋旅館の跡地です。石碑だけではわからない詳しい話もてんこ盛りです。
これは熊野古道伊勢路北部にある民家の屋根の形です。左側は「反り」右側が膨らんでいる「むくり」。こんな地元のお話も聞くことができます。
宮川を度会橋で渡り、田丸の町中を歩いて田丸駅に到着です。
【今日の巡礼ファッション】
本日の巡礼ファッションは熊野市木木綿の着物に菅笠、黒紋付の長羽織
江戸時代の巡礼者は主に田丸で巡礼装束を購入したと古文書にはあります。
おいずるは田丸からです。