皆さん、こんにちは!
この4月より地域おこし協力隊員として大杉谷自然学校で活動させていただく、張暁玲(ちょうしゃおりん)と申します。
出身は中国の南に位置する広東省で、13歳に来日しました。学生時代は「地域の自然環境や伝統文化に根差した教育活動」をテーマに研究してきました。
地域の自然環境の中で仲間とともに学び、考える教育活動を通して、どのように持続可能な地域発展およびそのための人材育成に貢献できるかに関心を持ち、その答えを追求しています。自然学校では、頭で考え、判断する力はもちろんのこと、フィールド活動で体を動かし、五感を通じてさまざまな情報を得る力を身につけ自分自身の知識、経験を増やしたいと思っています。そしてたくさんの仲間との出会いをとても楽しみにしています。
大杉谷に来て、約1週間が経ちました。毎日ウグイスの鳴き声、満開の桜、連なる山々、宮川のエメラルドグリーンなど豊かな自然に感動します。一方で、住民の高齢化、住宅の老朽化、空き家の存在など過疎化の現象を感じています。タイやネパールの農村集落に滞在していた際もこのような光景を目の当たりにし、過疎化は日本だけではなく、世界の国々が直面している共通の課題だと思いました。大杉谷での暮らしを通し、自然と人のつながりを大切にした地域づくりと、過疎の克服のためのヒントを得られるといいなあと思っています。
新しい土地で生活を始めることは不安ですが、これから自然学校の仲間そして地域の皆さんとどんなドラマを作り上げられるかワクワクしています。人と自然を大切にする心を持って、活動に取り組んでいきたいです。
どうぞよろしくお願いします。