お知らせ

カヤネズミの報告が掲載されました

今回、「森林野生動物研究会誌 第50号」でカヤネズミ調査の一部が掲載されました。
内容は『三重県および大阪府で確認されたカヤネズミ(Micromys minutus)の風変りな巣』です。

カヤネズミは、世界に広く(ユーラシアの亜寒帯から熱帯にかけて)生息する、一属一種の小型(日本最小)のネズミで、イネ科などの草本を用いて球状の巣を作ります。
カヤネズミはその生態から、草地(里地里山)環境の指標種にもなります。
今回は、そんなカヤネズミの一風変わった巣について報告を行いました。
調査にご協力いただいている皆様、いつも本当にありがとうございます。

また現在、大杉谷自然でカヤネズミの生体展示も行っております。
寒くなってきたので巣の中にこもりがちですが、普段はなかなか見られない可愛い姿も見ていただけますので、遊びにいらしてください。
※許可なく飼育、捕獲することはできません

是非、皆様のお住まいの近くにある草原に目を向けてみてください。
そうすればソフトボールくらいの大きさのカヤネズミの巣を見つけることができるかもしれません。
もし見つけたら、驚かさないように少し離れて、そっと観察してあげてくださいね。

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