美しい水と山が織りなす景観

大杉谷地域は一部を吉野熊野国立公園に、全体を大台ケ原・大峰山・大杉谷ユネスコエコパークに含まれる自然豊かな地域です。また、大台ケ原の日出下ヶ岳を頂点に、周辺の山々から豊かな水を集める一級河川「宮川」の上流部に位置します。大杉谷地域は世界が認めた貴重な自然資源の宝庫であり、町を挙げて、自然と人間の持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

大台町観光協会 https://web-odai.info
大杉谷登山センター https://www.oosugidani.jp
大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパーク協議会 https://ooobr.jp

大杉地区

【大杉渓谷(大杉谷登山歩道)】
吉野熊野国立公園に含まれ、秘境百選に選ばれる渓谷美、日本百名瀑の七ツ釜滝をはじめとする数々の滝、どこまでも澄んだ瑠璃色の水に出会える。渓谷沿いの登山道は、滑りやすく危険な為、登山の装備が必要。

【六十尋滝(ろくじゅっぴろだき)】
落差45mの滝。水飛沫を浴びられるほど近づける。
春の新緑、秋の紅葉も一緒に楽しめる。

【新大杉橋(色が赤いので通称、赤橋)】
ダム湖にかかる吊り橋で、車で通行可能。ただし1台ずつ渡ること。また、グレーチングでできているので、足元には青々とした湖面が見え、風が吹き上げる。車でも歩きでも、渡るのにとてもスリルがある。

【大杉神社】
推定樹齢約1200年の杉の大木が御神木で県の天然記念物にも指定されている。大杉谷林間キャンプ村に隣接し、夏でもひんやりと神聖な空気に包まれている。

【大杉谷林間キャンプ村】
大杉集落の山の中にある静かなキャンプ場。バンガローやテントサイトがあり、個人から団体まで様々なスタイルで利用できる。
TEL:0598-78-3002
https://www.oosugicamp.com/

【大杉谷登山センター】
大杉谷登山歩道の整備や登山者への情報提供、登山届けの受付を行う。配布地図、写真展示などがある。
https://www.oosugidani.jp/

【遊覧船「望郷丸」】
宮川ダム湖で1時間ほどの遊覧が楽しめる。吊り橋の下をくぐったり、ダムの堰堤を湖面から見たりと、普段見られない景色が広がる。山吉食堂に券売所があり、食堂横にダム湖に降りる階段がある。
TEL:0598-31-3661
http://boukyomaru.or.jp/

【宮川ダム・宮川の魚の展示(巨大水槽)】
宮川ダムの堰堤は現在工事中。管理事務所では「ダムカード」をもらえる。ダムの駐車場には、巨大な水槽があり、宮川の魚が泳いでいる姿を見ることができる。

【大和谷橋(色が銀色なので通称、銀橋)※現在通行止】
赤橋同様、車で通行可能なグレーチングでできた吊り橋。この奥の大和谷へは林道を走る。整備されていないが、涼石岩屋や三滝といった隠れた見所もある。途中にある大和谷発電所周辺は落葉樹が多く、絶壁を彩る紅葉が美しい。落石が多く道が悪く注意が必要。車高の低い車で入らない方がいい。

【ダム湖の桜】
4月上旬、ダム湖畔を桜が彩る。今は70-80代となった60年前の大杉谷の青年団が植えた桜。その後、大杉谷を離れたふるさとを懐かしむ皆さんと交流事業を兼ねた桜の植樹や手入れ行った事で、今も春には湖畔の桜が見事に咲き誇り見物客の心を潤す。

久豆地区

【定入滝(じょういだき)】
久豆の集落の最奥から岩場が続く川原を10分ほど歩くと辿り着く。
澄んだ水が流れ落ちる落差8mほどの滝。知る人ぞ知る隠れた名所。

【大淵寺(だいえんじ)・県指定天然記念物スダジイ】
曹洞宗のお寺で本尊は観世音菩薩。久豆の集落を見下ろす高台にある。樹齢300~400年といわれるスダジイは県の天然記念物に指定される巨木。秋には多くの実をつけ、野生動物たちが実を食べに訪れる。

【大杉谷駐在所】
地域をパトロールしてくれています。

【大台町大杉診療所】
内科の診療が受けられ、地域の人の健康を支える。
昔の保育園の跡地にあり、藤棚と銀杏の木はその名残。

【魚久】
大台町の最奥部で営業している魚屋さん。移動販売が主で、新鮮なお魚や生鮮食品を県道沿いの集落で停車販売をしてくれる。限界集落住民の胃袋を守る、必要不可欠な存在。

【NPO法人大杉谷自然学校・大杉谷地域総合センター】
平成11年までは小学生が通っていた旧大杉小学校の廃校校舎を利活用し平成13年、公民館の機能をもつ「大杉谷地域総合センター」として開館。
環境教育拠点として大杉谷自然学校事務所や老人福祉拠点として社会福祉協議会が活用。文部科学省「廃校リニューアル50選」にも選ばれる。

【定神社】
久豆の集落の入り口にある若山橋を渡ると石の鳥居が見える。小谷に沿って参道を5分ほど上ると定神社の境内がある。木々に囲まれひっそりと静かな神社。ダム湖に沈んだ集落にあったが、昭和29年に今の場所に移転した。

桧原地区

【大台町役場大杉谷出張所】
大台町役場の出張所。地域の人の頼りになる存在であるとともに、地域の人が集まる場になっている。

【桧原橋】
県道53号線から国道422号線に向かう橋。本流に掛かる。ちなみに422号線は山中で行き止りになるので注意。

【西光寺】
曹洞宗のお寺で本尊は阿弥陀如来。念仏初めに行われる“数珠繰り”に使われる数珠は約15mもある。車座に座った住民が数珠を回しながら念仏を唱え、無病息災を願う。

【遊漁証と友鮎販売店「川島」】
鮎やアマゴの日券・年券、友鮎を購入できる。

【野又】
桧原谷が池ノ谷と野又谷に分かれる場所にある。昔はホタルの里公園があったが、平成16年の台風21号災害で橋も公園も流されてしまった。唯一残った東屋がその名残。ここから見る、そそり立つような岩山は迫力満点。公衆トイレあり。

【池の谷マス釣り場・ワサビ田】
池ノ谷の冷たい清流を利用し、アマゴの養殖とワサビ栽培を手掛ける。

【池ノ谷】
春から夏までは豊かな水を湛え、秋から冬には水が枯れる神秘的な池。水を湛える頃には森の中から数多くのモリアオガエルが産卵に訪れる。池は産卵池として、県指定の天然記念物になっている。悪路注意。通行止めになっていることもある。

【大杉谷郵便局(風景印)】
丸ポストがよく似合う郵便局。
風景印は宮川ダムと七ツ釜滝。

岩井地区

【県指定天然記念物、檜原の川岸岩壁植物群落】
車で道を走っていても気づかない場所に、岸壁の植生が県指定の天然記念物に指定された場所がある。簡単にいく事は出来ない。

【不動明王・イワツバメ】
桧原の洞門の中に岩盤に抱かれた不動明王が祭られている。地元の人からはイボとり地蔵と親しまれ、この場所の水でイボを洗うと取れると言われている。この岩盤は毎年、イワツバメの子育てで賑わう。

【よろずや「おまつ」】
JA多気郡大杉谷店の閉店を受け、地域住民の愛称おまつさんが立ち上がり、令和3年4月2日に日用品やお弁当の販売と配達、食堂、野菜等の店頭販売のお店をOPEN。農協のATMもあります。

【岩井橋・大雨の日に現れる滝】
岩井区のJA大杉谷店横にあり本流にかかる橋。橋から上流を見ると洞門と岩嵓が見える。普段は少量の水が流れ落ちるが、大雨の日にできる滝は圧巻。

【岩井の水汲み場】
地元の人はみんな知っているが、県内外から水を汲みに来る、知る人ぞ知る湧水スポット。岩井の小字大瀬と細渕との間にある。目立たないので通り過ぎないように。

【津島神社】
岩井の半次郎橋近くの左岸にあり、地元の人からは津島さんと呼ばれる神社。道からは木の鳥居が見える。階段を上がると小さな祠がある。

【なかせの桜】
廃校になった大杉小学校の卒業生は、春になると遠足に訪れ、桜の下でお弁当を食べた思い出がある。樹勢が衰え、花つきが少し悪くなった今も愛されている場所。新たに植樹された桜の成長が楽しみな場所。

滝谷地区

【大熊谷出合の河川敷キャンプ指定地】
大熊谷と本流が出会う場所にある。シーズンには簡易トイレが設置される。

【清流茶屋】
川風の心地よさ、川のせせらぎに癒されながら、桟敷で鮎の塩焼き、お刺身、フライなど旬の鮎料理が堪能できる。

【宮川上流漁協下の河川敷キャンプ指定地】
シーズンには川遊びを楽しむ人々で賑わいを見せる。公衆トイレも整備されている。