活動紹介

森のようちえんってなんだろう?

森のようちえんってなんだろう?

森のようちえんは、子どもたちが自然と触れ合い、自然の中で自ら育つ機会を与えるという一つの子育ての考え方です。森のようちえんのはじまりは、デンマークの一人の母親が「自然の中でのびのびと子どもたちを育てたい」と自分の子どもを連れて毎日森に出かけたことからはじまったと言われています。その後、北欧の国々から世界各国に広がっていました。

日本でも2000年前後に「森のようちえん」という言葉を聞き始めるようになりました。

「森のようちえん」という名称であっても、「森」は森だけではなく、海や川や野山、里山、畑、公園など広くとらえた自然体験をするフィールドを指し、「ようちえん」は、幼稚園だけでなく、保育園、託児所、学童保育、育児サークルなど乳児・幼少期の子ども達が集団で活動する場を指しています。

出典:森のようちえんとは | NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟 (morinoyouchien.org)

森のようちえんでは、森の散策、生き物観察、畑仕事の手伝いなど自然の中でさまざまな体験があります。それぞれの運営者独自のスタイルによって、森のようちえんの活動形態や手法も異なります。そのなかで共通している特徴がいくつかあります。

森のようちえんの特徴

一つは自然の中で子どもたちの豊かな感性を育むことです。自然環境の中で、木や草や花、鳥や魚や昆虫など多様なものに出会い、驚きや感動を味わうことができます。自然は美しさや楽しさだけではなく、雪や雨の時、崖を上り下りする危険な場面もあります。このような美しく厳しい自然環境の中で心と体を鍛え、感受性を高めていきます。

もう一つの特徴は、子ども自身で考え、行動する主体性を尊重することです。自然の中で活動する際に様々な場面で子ども自身が考えて、決めて、そして行動に移すことがあります。できないことをどうやったらできるようになるか、危険から身を守るのにどうしたらいいのかなど。

子どもたちが自分に問いかけて、仲間と話し合いをして、解決策を見つけます。やってみると、成功だけでなく、失敗を経験することもあります。それぞれの経験を次に生かし、成長を促します。大人の役割は子どもたちの力を信じて、見守る存在です。

大杉谷自然学校の「森のようちえん」

私たちは、森のようちえんの考え方に共感し、2009年4月から大杉谷自然学校の事業の一つとして、家族参加型の「森のようちえん」を始めました。大台町にある子ども王国という、小さな谷や山や池がある森をフィールドとし、小川や池や森の動植物と触れ合ったり、火を焚いて料理したりして過ごします。小さいお子さんのいるご家族も自然体験を楽しめるプログラムです。

私たちと一緒に自然の中で小冒険をしてみませんか。

   

⬇⬇プログラムの詳細は、こちらをご覧ください。⬇⬇

山と川のようちえん in子ども王国

おおだい森のようちえん

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